あくまで自分の中の解釈ですが・・・
「争いの系譜」
ライラとシャイターンの出会い。宗教戦争によって他宗教同士だった両親を奪われたライラが家を飛び出し、矢に射られる。この場合の「奪う」が、「殺された」か「今まで幸せだった家庭が両親の対立によって壊された」かは不明。おそらく石畳に使われていた悪魔を封印した秘石に「血」もしくは「命」を捧げたことで悪魔復活。ライラに「永遠~」の選択をせまる。
「石畳の緋き悪魔」
基本的にシャイターンの独壇場。「君ガ愛スルモノ、望ムモノ、全テソノ腕ヲ離レテイッタガ、無力ノママ、時代ノセイト諦メ、死ヌノカ?」といった類の事をシャイターンがライラに問う。永遠を喰らう覚悟を決め、契約の接吻をしたライラに今度は「君ヲ害スルモノ、君ガ憎ムモノ、全テコノ腕デ退ケ、滅ボス。ソレハ~?」と問う。
「侵略する者される者」
ライラがシャイターンの問いの答えを見いだす。その結果、戦争をしている人類に対してシャイターンが宣戦布告。悪魔が去った後、一つの国が出来ている。このことから、ライラの選んだ答えは「聖戦(争い)」であったと思われる。しかし、再び軍馬の嘶きが・・・人は争いを止めることができない。
以上の、歴史に語られていない、偽らざる物語を予言者の弟子である「流浪の三姉妹」が歌っている。悪魔の事を含めた、歴史全体を歌っている為、歌の始まりにイベリアの歴史等が歌われる。
というのが全体の流れかと・・・
ここから先はさらに妄想なのですが、よく「血」が封印を解くというのは簡単すぎるという意見が多いですが、契約時にライラは死んでいない派なので、いわゆる「激しい感情」もしくは「感情のシンクロ」も封印解除の一助となっているのではないかと考えています。「何を憎めばいい?」というライラの台詞から、ライラに「憎しみ」やそれに準ずる激しい感情があったのはわかるので。あとは「月明かり」等も。
また、ライラを主人公として見た場合、1曲目に「何を憎めばいい」か悩み、2曲目のシャイターンの問いから、3曲目で「答え」を得たのではないかと思っています。自分の悩みに「異教徒」でも「同胞」でもない答えをくれたのはシャイターンであり、また、「聖戦そのものを憎む」という、その選択をできるようにしてくれたのも彼、みたいな感じですね。
・・・どうでもいいですね・・・そうだったらいいなぁという妄想なので・・・
まぁ・・・一考察なので・・・参考になさる程度に。ミサ様の考察の一助となれば幸いです。
では、長文、失礼しました